2006年 09月 24日
彫刻もなかなか楽しめます。 |
京都市美術館で催されている『ルーブル美術館展』~古代ギリシア芸術・神々の遺産~に行ってきました。先日、プラド美術館展のことを書きましたが、世界屈指の美術館展が次々と催されています。神戸ではオルセー美術館展もありますから。
今回の『ルーブル美術館展』は、ギリシャ時代の彫刻、墓碑、石碑、陶器、宝飾品などの展示です。ならば、ルーヴル美術館の階段室を飾る「サモトラケのニケ」をイベントの目玉として持ってきて欲しかったものだが、さすがに無理かぁ。
絵画展の方が馴染みなんで、彫刻中心の展示はどうかなと思ったけれど、新鮮なのか、意外と楽しめるものだった。作られた年代、場所とかを見ていると、紀元前とか、アテネの職人とか、すごいなぁって思う。これが2000年以上前の人の手で作られたものなんだってね。ライオンの彫像だったけれど、浮き出る血管までちゃんと彫り上げているなんて、そこまでのキッチリ仕上げているのには見事。
展示の仕方もなかなか素晴らしい。『アルルのヴィーナス』彫像とか、『ボルゲーゼのアレス』なんて、メインだろうけれど、ああいう展示だとさらに、その彫像が映えるんですよね。
この美術展で思うのは、学生時代のヨーロッパ旅行の時にロンドンから、アテネ、イタリア、フランスと旅した時に、アテネのアクロポリスの丘のパルテノン神殿を訪れた時に知ったのですが、パルテノンの神殿上部を飾っていた彫刻のほとんどは大英博物館にあるそうな。当時にギリシャへ返還運動の話題もあったので、覚えています。そして、フランスのルーブルにしても、ナポレオン時代にいろんな国の美術品が、かなり集められたそうな。まぁ、安全に展示、保管されているので一概に感じ悪いと思わないが、奈良の大仏が、お金持ちの外国人に買われて、外国の博物館に展示されていると、あまりいい気分じゃないもんです。
P.S.去年の今頃、同じ京都で『ルーブル美術館展』~19世紀フランス絵画 新古典主義からロマン主義へ~の展示がありました。こちらにそのことを書いています。
今回の『ルーブル美術館展』は、ギリシャ時代の彫刻、墓碑、石碑、陶器、宝飾品などの展示です。ならば、ルーヴル美術館の階段室を飾る「サモトラケのニケ」をイベントの目玉として持ってきて欲しかったものだが、さすがに無理かぁ。
絵画展の方が馴染みなんで、彫刻中心の展示はどうかなと思ったけれど、新鮮なのか、意外と楽しめるものだった。作られた年代、場所とかを見ていると、紀元前とか、アテネの職人とか、すごいなぁって思う。これが2000年以上前の人の手で作られたものなんだってね。ライオンの彫像だったけれど、浮き出る血管までちゃんと彫り上げているなんて、そこまでのキッチリ仕上げているのには見事。
展示の仕方もなかなか素晴らしい。『アルルのヴィーナス』彫像とか、『ボルゲーゼのアレス』なんて、メインだろうけれど、ああいう展示だとさらに、その彫像が映えるんですよね。
この美術展で思うのは、学生時代のヨーロッパ旅行の時にロンドンから、アテネ、イタリア、フランスと旅した時に、アテネのアクロポリスの丘のパルテノン神殿を訪れた時に知ったのですが、パルテノンの神殿上部を飾っていた彫刻のほとんどは大英博物館にあるそうな。当時にギリシャへ返還運動の話題もあったので、覚えています。そして、フランスのルーブルにしても、ナポレオン時代にいろんな国の美術品が、かなり集められたそうな。まぁ、安全に展示、保管されているので一概に感じ悪いと思わないが、奈良の大仏が、お金持ちの外国人に買われて、外国の博物館に展示されていると、あまりいい気分じゃないもんです。
P.S.去年の今頃、同じ京都で『ルーブル美術館展』~19世紀フランス絵画 新古典主義からロマン主義へ~の展示がありました。こちらにそのことを書いています。
by tandem-hachi
| 2006-09-24 22:26
| その他