2006年 06月 19日
ドイツW杯遠征 天国から地獄でした。 |
6月19日(4)
試合後のフランクフルト行きの電車は、深夜1時半に出ます。行きのようなICE(新幹線)ではないので、2時間掛けてフランクフルトに到着するので、3時半過ぎに到着予定です。このような時間のためか、この電車より1本早い電車に乗るために、前半終了間際から、後半途中にかけて、フランクフルトへ帰るためなのか、日本人らしき人たちがスタジアムから出るのを見かけた。後日聞いたら、やはり23時くらいに出る電車に乗るために、スタジアムから出たそうです。ということは、あのラウールのゴールを見ていない、スペインの完勝を見ていない日本人が多数いたと思います。なんとも惜しいことしたんでしょうか!
試合後のシュツットガルト駅では、サポがどんどん集まってきます。スペイン・サポ、チュニジア・サポの次に見かけるのは、日本人でしょう。朝まで過ごす人も多いでしょうが、雰囲気的にフランクフルト行きの人たちが駅で時間を潰していると思います。深夜0時を回っても構内のキオスクは営業していて、どんどんビールを売りさばいています。
1時くらいにフランクフルト行きの電車が入ってきたので、予約していた席に座った。窓側でした。私が座っている座席は、コンパートメント風の座席で3人掛けが対になっているのですが、開放タイプで6人部屋になっていないので、新幹線の3人掛けを向きを反対して6人のグループ席みたいな感じです。そこに7人くらいの英米人らしきグループがやってきた。
そこへ日本人女の子が二人入ってきたけれど、予約していると言って、まずそのグループの二人を追い出す。そう、彼らは予約していないのです。状況を説明すると、私の前に座っている女の子は、私の隣に座っている男の子とカップルみたいです。女の子の隣にはおばさん、その隣におじさん、私の隣の男の子の横にもお兄さん。そのお兄さんにも刺客がやってきました。
いかにもジャック・ブラック風の男性が入ってきて、彼は、そのお兄さんを指差して、「それは私のだ!」お兄さんはとぼけようとしたんだけれど、ジャック・ブラック風の男性は、これが目に入らぬかと言わんばかりに予約確認書を出して「ほら、私の座席だよ」という感じで追い出した。私の前と隣のカップル含めたグループは、予約をしている人が来る前に、早く出発してって感じでみんなソワソワしていました。そんな雰囲気の中、ジャック・ブラック風の男性は、明るい性格で、みんなと話始めて、だから予約しないと駄目なんだよって語っておりました。
そんな状況下で、電車は動き始めた。前の女の子もホッとした感じ。しかしそんな喜びもすぐにぶっ飛んだ。乗車口がなんか騒がしい。5,6人のチュニジア・サポが完全に出来上がった状態で乗り込んできた。一人は楽器を持っていて、それを吹いている。リーダーらしき酔っ払いのチュニジアンがまぁ、この英米人グループに絡みだしたわけです。まず、ジャック・ブラック風の男性にそこ空いてるかって感じで声を掛けると、「ここは僕の座席だよ。予約してるもんね」と勇気があるというより無謀にも抵抗。
ということで、酔っ払いのチュニジアンは、その隣の男の子(私の隣)に強引に詰めろって言い出し、私もさらに窓側へ押し込まれ、二人分に3人座ることに。私の前の女の子の座席も強引に楽器を吹いているチュニジアンが乱入。女の子は露骨に嫌な顔をしていたが、酔っ払いのチュニジアンが、楽しくやろうぜお嬢ちゃんって感じでからかい始めた。この辺で、この座席周辺、日本人の女の子二人が座っているあたりも雰囲気は最悪です。私もおいおいこんなとこで2時間過ごすのは嫌だなって思いました。
女の子も笑えない卑猥なジョークを言われ(チュニジアンたちは笑っています)、ムッとしていたが、そんな表情を打ち消す音がしたんです。酔っ払いのチュニジアンがビニール袋を持っているのですが、それをテーブルの上に置いたんです。その時の音、明らかにガラスが割れている音。多分ビール瓶が割れているのでしょうが、さすがにみんな引きました。これはヤバイって感じです。怒らすと何されるかわからないぞって感じです。隣の男の子もこれは危険と思い、すぐにここから出ることを決めた。女の子もさすがに怖いと思ったらしく、一緒に出る。おいおい私の壁もなくなります。二人抜けてもまだ座席は足りません。ということで次の獲物探しになるのは間違いないです。だから私も彼らと一緒に撤収することに。みなさん、ごきげんようって感じです。いやいやこういう感じかな。「お先に失礼しま~す」って、忙しい雰囲気の中帰宅する感じで。酔っ払いのチュニジアンは、ふざけながら「サンキュ~」って喜んでました。
彼らは、隣の車両へ移動。私は連結部分の周りのスペースが空いているのでそこに座ろうとしたら、ビル・ゲイツ風の男性がニヤニヤしながら、ここが空いてるよってトイレを指差した。まぁ、それは冗談であっちの雰囲気を知っていて、大変だったなぁってことを知っているからです。ビル・ゲイツ風の男性と友人はともに背が高いので、ここの通路では狭い感じで窮屈そう。途中立ち上がって、最初私がいた座席の方を見ながら、「ありゃ、あっちはひどいことなっているよ」とニヤニヤしている。
そんなところに隣の車両から、またもなんかしでかしそうなチュニジアンが乗り込んできた。ビル・ゲイツ風の男性は、どうぞ、どうぞあちらにお仲間がいますよという具合に通路を空けます。そして、またあっちを見ながら、またえらいことなってなるぞとニヤニヤしている。そんな顔だったのが、急に顔を下げて神妙な顔をしている。そう、急にこっちにチュニジアンが走ってきたのです。なんかしでかしたのかな。どうも検札のようです。おいおい、検札する前に鉄道警察をいれろっつうの。ここは無法地帯だぞ。
1時間くらい経ったぐらいで、途中の駅に降りていく人がいるので、隣の車両に移って少し余裕のある通路に座った。その時点で、さっきの英米人のグループはほとんどこっちの車両に移っていた。そこへあのジャック・ブラック風の男性もやってきた。ついにこの男も陥落したか。あっちはひでえことなってるわって感じで、私同様通路に座わることに。途中下車する一人観戦の女性には、「間違っても隣の車両まで行くんじゃないよ」って優しい忠告を与えていました。なかなかいい奴です。それにしても、あっちの地獄の車両と違って、こっちはみんな静かに寝ています。
そして、深夜4時前に電車は、フランクフルトに無事到着。なんとかホテルでゆっくり寝られそうです。
試合後のフランクフルト行きの電車は、深夜1時半に出ます。行きのようなICE(新幹線)ではないので、2時間掛けてフランクフルトに到着するので、3時半過ぎに到着予定です。このような時間のためか、この電車より1本早い電車に乗るために、前半終了間際から、後半途中にかけて、フランクフルトへ帰るためなのか、日本人らしき人たちがスタジアムから出るのを見かけた。後日聞いたら、やはり23時くらいに出る電車に乗るために、スタジアムから出たそうです。ということは、あのラウールのゴールを見ていない、スペインの完勝を見ていない日本人が多数いたと思います。なんとも惜しいことしたんでしょうか!
試合後のシュツットガルト駅では、サポがどんどん集まってきます。スペイン・サポ、チュニジア・サポの次に見かけるのは、日本人でしょう。朝まで過ごす人も多いでしょうが、雰囲気的にフランクフルト行きの人たちが駅で時間を潰していると思います。深夜0時を回っても構内のキオスクは営業していて、どんどんビールを売りさばいています。
1時くらいにフランクフルト行きの電車が入ってきたので、予約していた席に座った。窓側でした。私が座っている座席は、コンパートメント風の座席で3人掛けが対になっているのですが、開放タイプで6人部屋になっていないので、新幹線の3人掛けを向きを反対して6人のグループ席みたいな感じです。そこに7人くらいの英米人らしきグループがやってきた。
そこへ日本人女の子が二人入ってきたけれど、予約していると言って、まずそのグループの二人を追い出す。そう、彼らは予約していないのです。状況を説明すると、私の前に座っている女の子は、私の隣に座っている男の子とカップルみたいです。女の子の隣にはおばさん、その隣におじさん、私の隣の男の子の横にもお兄さん。そのお兄さんにも刺客がやってきました。
いかにもジャック・ブラック風の男性が入ってきて、彼は、そのお兄さんを指差して、「それは私のだ!」お兄さんはとぼけようとしたんだけれど、ジャック・ブラック風の男性は、これが目に入らぬかと言わんばかりに予約確認書を出して「ほら、私の座席だよ」という感じで追い出した。私の前と隣のカップル含めたグループは、予約をしている人が来る前に、早く出発してって感じでみんなソワソワしていました。そんな雰囲気の中、ジャック・ブラック風の男性は、明るい性格で、みんなと話始めて、だから予約しないと駄目なんだよって語っておりました。
そんな状況下で、電車は動き始めた。前の女の子もホッとした感じ。しかしそんな喜びもすぐにぶっ飛んだ。乗車口がなんか騒がしい。5,6人のチュニジア・サポが完全に出来上がった状態で乗り込んできた。一人は楽器を持っていて、それを吹いている。リーダーらしき酔っ払いのチュニジアンがまぁ、この英米人グループに絡みだしたわけです。まず、ジャック・ブラック風の男性にそこ空いてるかって感じで声を掛けると、「ここは僕の座席だよ。予約してるもんね」と勇気があるというより無謀にも抵抗。
ということで、酔っ払いのチュニジアンは、その隣の男の子(私の隣)に強引に詰めろって言い出し、私もさらに窓側へ押し込まれ、二人分に3人座ることに。私の前の女の子の座席も強引に楽器を吹いているチュニジアンが乱入。女の子は露骨に嫌な顔をしていたが、酔っ払いのチュニジアンが、楽しくやろうぜお嬢ちゃんって感じでからかい始めた。この辺で、この座席周辺、日本人の女の子二人が座っているあたりも雰囲気は最悪です。私もおいおいこんなとこで2時間過ごすのは嫌だなって思いました。
女の子も笑えない卑猥なジョークを言われ(チュニジアンたちは笑っています)、ムッとしていたが、そんな表情を打ち消す音がしたんです。酔っ払いのチュニジアンがビニール袋を持っているのですが、それをテーブルの上に置いたんです。その時の音、明らかにガラスが割れている音。多分ビール瓶が割れているのでしょうが、さすがにみんな引きました。これはヤバイって感じです。怒らすと何されるかわからないぞって感じです。隣の男の子もこれは危険と思い、すぐにここから出ることを決めた。女の子もさすがに怖いと思ったらしく、一緒に出る。おいおい私の壁もなくなります。二人抜けてもまだ座席は足りません。ということで次の獲物探しになるのは間違いないです。だから私も彼らと一緒に撤収することに。みなさん、ごきげんようって感じです。いやいやこういう感じかな。「お先に失礼しま~す」って、忙しい雰囲気の中帰宅する感じで。酔っ払いのチュニジアンは、ふざけながら「サンキュ~」って喜んでました。
彼らは、隣の車両へ移動。私は連結部分の周りのスペースが空いているのでそこに座ろうとしたら、ビル・ゲイツ風の男性がニヤニヤしながら、ここが空いてるよってトイレを指差した。まぁ、それは冗談であっちの雰囲気を知っていて、大変だったなぁってことを知っているからです。ビル・ゲイツ風の男性と友人はともに背が高いので、ここの通路では狭い感じで窮屈そう。途中立ち上がって、最初私がいた座席の方を見ながら、「ありゃ、あっちはひどいことなっているよ」とニヤニヤしている。
そんなところに隣の車両から、またもなんかしでかしそうなチュニジアンが乗り込んできた。ビル・ゲイツ風の男性は、どうぞ、どうぞあちらにお仲間がいますよという具合に通路を空けます。そして、またあっちを見ながら、またえらいことなってなるぞとニヤニヤしている。そんな顔だったのが、急に顔を下げて神妙な顔をしている。そう、急にこっちにチュニジアンが走ってきたのです。なんかしでかしたのかな。どうも検札のようです。おいおい、検札する前に鉄道警察をいれろっつうの。ここは無法地帯だぞ。
1時間くらい経ったぐらいで、途中の駅に降りていく人がいるので、隣の車両に移って少し余裕のある通路に座った。その時点で、さっきの英米人のグループはほとんどこっちの車両に移っていた。そこへあのジャック・ブラック風の男性もやってきた。ついにこの男も陥落したか。あっちはひでえことなってるわって感じで、私同様通路に座わることに。途中下車する一人観戦の女性には、「間違っても隣の車両まで行くんじゃないよ」って優しい忠告を与えていました。なかなかいい奴です。それにしても、あっちの地獄の車両と違って、こっちはみんな静かに寝ています。
そして、深夜4時前に電車は、フランクフルトに無事到着。なんとかホテルでゆっくり寝られそうです。
by tandem-hachi
| 2006-06-19 23:59
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