2004年 10月 10日
『堕天使のパスポート』 |
『アメリ』のオドレイ・トトウ出演の初イギリス映画。不法滞在者や臓器売買というテーマなんでシリアスな映画でした。
ナイジェリア人の不法滞在者の男、昼はタクシーの運転手、夜は夜勤のホテルマン、その男と宿をシェアしているトルコ人の移民の女は、ホテルでメイドをしている。男は、不法滞在者として摘発を恐れているが、過去に暗い思い出があるが、自分の意志をもって仕事をしているが、このホテルの一室で臓器の手術が行なわれていることを知り・・・・
だいたいホテルの一室で臓器売買が行われていることに、ほんとかな?と思うんだけれどね。悪徳な医師の病院だったら、わかるけれど。この映画に出てくる人たちって、不法滞在者や移民以外はどうも悪人に見えて仕方がない。ただ、不法滞在にしても臓器売買にしても、なんでダメなのかということがこの映画を見て、わからなくなる。不法滞在にしても、ナイジェリア人の男みたいな働き者なら、その国にとても役立っているじゃないですか?政府から犯罪者として扱われたのに、それを信じてもらえないだけで不法滞在となってしまう。彼らのような、移民や不法滞在者のおかけで、役立っているところもあるんですから。
臓器売買だって、臓器移植をしなきゃ助からない患者がいて、臓器を提供したら、パスポート、お金がもらえるという不法滞在者がいる。ギブ&テイクで良し良しってこともある。ホテルのオーナーが男を取り込もうとする時の言葉がそれだろう。「誰も悪いことをしていない。人助けだよ。」
不法滞在を認めてしまったら、スキルの低い職だけでなくスキルの高い職も就かれてしまうし、臓器売買を認めてしまったら、移民者や低所得者層のみドナーになってしまうでしょうし。認めてしまうと歯止めが掛らないという怖さがあるんでしょう。だから、不法滞在者の問題はケース・バイ・ケースだし、臓器売買なんてモラルの問題となってしまう。ただ不法滞在と臓器売買が結びついていることが問題なんです。もう限界だ。こうなりゃ臓器を売るしかないってことです。このままの状態が結局誰もがいいのかもしれないと思ってしまった。
まぁ、オチは、「誰も悪いことをしていない。人助けだよ。」というオーナー自身の言葉からして、うまくまとめたなって感じでした。
ナイジェリア人の不法滞在者の男、昼はタクシーの運転手、夜は夜勤のホテルマン、その男と宿をシェアしているトルコ人の移民の女は、ホテルでメイドをしている。男は、不法滞在者として摘発を恐れているが、過去に暗い思い出があるが、自分の意志をもって仕事をしているが、このホテルの一室で臓器の手術が行なわれていることを知り・・・・
だいたいホテルの一室で臓器売買が行われていることに、ほんとかな?と思うんだけれどね。悪徳な医師の病院だったら、わかるけれど。この映画に出てくる人たちって、不法滞在者や移民以外はどうも悪人に見えて仕方がない。ただ、不法滞在にしても臓器売買にしても、なんでダメなのかということがこの映画を見て、わからなくなる。不法滞在にしても、ナイジェリア人の男みたいな働き者なら、その国にとても役立っているじゃないですか?政府から犯罪者として扱われたのに、それを信じてもらえないだけで不法滞在となってしまう。彼らのような、移民や不法滞在者のおかけで、役立っているところもあるんですから。
臓器売買だって、臓器移植をしなきゃ助からない患者がいて、臓器を提供したら、パスポート、お金がもらえるという不法滞在者がいる。ギブ&テイクで良し良しってこともある。ホテルのオーナーが男を取り込もうとする時の言葉がそれだろう。「誰も悪いことをしていない。人助けだよ。」
不法滞在を認めてしまったら、スキルの低い職だけでなくスキルの高い職も就かれてしまうし、臓器売買を認めてしまったら、移民者や低所得者層のみドナーになってしまうでしょうし。認めてしまうと歯止めが掛らないという怖さがあるんでしょう。だから、不法滞在者の問題はケース・バイ・ケースだし、臓器売買なんてモラルの問題となってしまう。ただ不法滞在と臓器売買が結びついていることが問題なんです。もう限界だ。こうなりゃ臓器を売るしかないってことです。このままの状態が結局誰もがいいのかもしれないと思ってしまった。
まぁ、オチは、「誰も悪いことをしていない。人助けだよ。」というオーナー自身の言葉からして、うまくまとめたなって感じでした。
by tandem-hachi
| 2004-10-10 16:43
| 映画