2005年 11月 28日
94.『ベニスの商人』 |
シェイクスピアの作品で、この作品を見るまでは、私は、肉1ポンドのことしか知らなかったけれど、実際見てみたら、なんともヒドイ話だ。どこがいいのか理解しがたい。
抑圧されたユダヤ人の金貸しが、彼のことを非難していたキリスト教徒の貿易人に彼の肉体の1ポンドの肉を担保にお金を貸す。娘がキリスト教徒と駆け落ちし、自暴自棄になっているところに、貿易人が破産したことを知る。彼は担保の受け渡しを実行しようと、裁判に持ち込み、自分の正当性を主張するが・・・・。
裁判のシーンは、なかなか見ものです。まるで一休さんの登場ではないのか?なんとも見事ですが、結果である判決を聞いてそりゃないだろう?って首を傾げてしまう。彼は最初から最後まで踏んだり蹴ったりじゃないのか?キリスト教徒がユダヤ人に対しての慈悲かもしれないが、大きなお世話だ。時代的に当たり前の結果なんだろうが、どうも納得できん。
日本には水戸黄門もいたし、遠山の金さんもいたし、暴れん坊将軍もいたし、大岡越前もいた。見事に悪人を裁いていくものだけれど、勧善懲悪で終わり方は感じいい。実際の世の中にはないものかもしれない。私はそうでなくても作品によってはいいと思うんだけれど・・・・
この『ベニスの商人』は、もちろん、世間的に評価が高いので、私が読み取れなかった大きなテーマがあったもしれないが、ラストシーンのお金持ちの祝勝会とユダヤ人の金貸しのひどい仕打ちを見たら、そんなことどうだっていい。ただのトンでもない話だったとしか思えませんでした。
抑圧されたユダヤ人の金貸しが、彼のことを非難していたキリスト教徒の貿易人に彼の肉体の1ポンドの肉を担保にお金を貸す。娘がキリスト教徒と駆け落ちし、自暴自棄になっているところに、貿易人が破産したことを知る。彼は担保の受け渡しを実行しようと、裁判に持ち込み、自分の正当性を主張するが・・・・。
裁判のシーンは、なかなか見ものです。まるで一休さんの登場ではないのか?なんとも見事ですが、結果である判決を聞いてそりゃないだろう?って首を傾げてしまう。彼は最初から最後まで踏んだり蹴ったりじゃないのか?キリスト教徒がユダヤ人に対しての慈悲かもしれないが、大きなお世話だ。時代的に当たり前の結果なんだろうが、どうも納得できん。
日本には水戸黄門もいたし、遠山の金さんもいたし、暴れん坊将軍もいたし、大岡越前もいた。見事に悪人を裁いていくものだけれど、勧善懲悪で終わり方は感じいい。実際の世の中にはないものかもしれない。私はそうでなくても作品によってはいいと思うんだけれど・・・・
この『ベニスの商人』は、もちろん、世間的に評価が高いので、私が読み取れなかった大きなテーマがあったもしれないが、ラストシーンのお金持ちの祝勝会とユダヤ人の金貸しのひどい仕打ちを見たら、そんなことどうだっていい。ただのトンでもない話だったとしか思えませんでした。
by tandem-hachi
| 2005-11-28 13:58
| 映画