2005年 08月 13日
大きなお世話かもしれませんが・・・ |
先日のマンチェスター・ユナイテッドvs浦和レッズと横浜・F・マリノスvsFCバルセロナの親善試合の写真をアップしました。とは言え、私の写真専門のブログというか、保存しているHPにですが・・・・。
以前からついでに書こうと思っていたのが、スタジアムでの写真の撮り方です。よくテレビを見ていて、夜の試合で人気選手がコーナーキックを蹴る時にフラッシュが光って、凄いなぁって思うのですが、凄いと思う半分、大きなお世話だけれど、写真は失敗していて、可哀相だなと思う。というのも、フラッシュは被写体が暗いですよという判断で光るのですが、一般的なカメラのフラッシュの光が届くのはよく届いていも4~5メートルです。ということは座席から選手まで4~5メートルなんてほとんどないでしょう。しかもカメラはフラッシュを使うと判断すると、オートだとシャッタースピードが速くなり、さらに暗く写ることになるんです。
あくまでも、専門的な勉強をしたことがない素人なんで、説明が正しくないかもしれませんが、私の勝手な解釈で説明させて頂くと、シャッター・スピードと光の関係。実際の数値は正しくないかもしれませんが、あくまでもこんな感じだと思って欲しいです。基本的に夜の試合はオートで撮らないという条件で、しかもシャッタースピードを自分で決められるというカメラを持っているということが前提です。
例えば、500分の1秒のシャッタースピードで撮るのと250分の1秒で撮る場合、明るさが2倍になると考えれば良いんです。(正確な値じゃないと思うけれど)要はシャッタースピードが遅くなれば、その分、光を取り込める量が多くなるんだと考えて欲しい。だから、被写体が暗い場合(露出アンダー)は、シャッタースピードを遅くしてあげる。じゃあ、どんどん遅くしてあげれば、明るい写真が取れるからいいんじゃないの?って思うかもしれないが、シャッタースピードが遅くなると、手ブレが起きるのです。だから、夜の試合だと三脚を持って来る人もいる。それぐらいの戦いがあるわけです。
さらに、スタジアムだと高倍率のカメラを使用するので、さらにブレやすくなるんです。50メートル先のものを撮るのと5メートル先のものを撮るのでは、ブレ具合が全然違うのです。双眼鏡の時によくわかるかと思いますが、双眼鏡の少しの動きが凄い揺れを感じませんか?酔いそうな感じの。カメラも同じです。高倍率で被写体を捕らえる時に、手持ちだとかなりしっかりとカメラを構えないと写真がブレブレになってしまいます。昼間の試合なら、明るいのでシャッター・スピードを速くすることができるので、ブレを防ぐことができるのですが、先ほど書きましたが、夜の試合だと、光を取り込むためにシャッター・スピードを遅くしなければならないんです。しかも被写体が止まっているのならまだマシなんだけれど、動いてますから、夜の試合はブレとの戦いなんです。
後は、感度ですね。フィルムカメラの場合でも、フィルムなんかに、ISO800とかISO400とかありますが、数値が高くなるほど、感度が高くなる。これまた数値は正しくないと思うけれど、こんな感じだと思ってください。ISO400のフィルムでシャッター・スピードが250分の1秒で撮れるなら、ISO800なら500分の1秒で撮れるって感じです。だったら、数値が高いフィルムを使えばいいんじゃないの?って思うかもしれないけれど、それには欠点が。一般的にISO1600までの感度のフィルムしか売っていない。安物のレンズのカメラなら、夜の試合だと、ギリギリ写せるって感じです。それよりも問題なのが、高感度になるにつれて、粒子が粗くなるので、写真に仕上げると、鮮やかな感じに見えないので、仕上がりが劣ります。
ここまで、書いたのはあくまでも、プロ仕様のレンズやカメラを用いない場合です。スタジアムで見かけるカメラマンのようなバズーカ砲のようなレンズを用いない場合です。あの人たちのような素晴らしい写真は、腕は、もちろんですが、道具も高級品ですから。
私がデジカメで夜の試合を撮る場合は、オートでなくて(オートで撮ると明るさだけで判断して、必ずと言っていいほどいいほどブレます)、まずシャッター・スピード優先の設定にして、感度を上限ギリギリの設定にするんです。デジカメの場合、ピントを合わせる時にどのような明るさで撮れるかわかるので、シャッター・スピードの設定を変えながら、いい感じの明るさで設定する。私のデジカメの場合、ISO400の感度の設定で、高画質モードで設定して、シャッター・スピードは200分の1から125分の1の間で撮るように心掛けます。手持ちの場合、高倍率で撮ると125分の1以下で撮るとほとんどブレます。(手ブレ防止機能が付いていてもギリギリです)
最後にサッカー観戦でお勧めなのが、このパナソニックの『FZ5』というデジカメです。私は『FZ2』という古いタイプのものを使っていますが、サッカー観戦では、女の子でもFZシリーズのこのデジカメを持っている人をよく見かけます。というのも光学12倍ズームという、高倍率に惹かれてだと思う。私が買ったときには、『FZ2』ぐらいしか光学12倍ズーム(デジタルズームを使用しないで)というものはなかった。光学12倍ズームってフィルムカメラの場合、同じ位に撮れるレンズってこんな感じなんですよ。
ただ、一眼レフのカメラのちっちゃい版で、それなのに重たくて、デジカメらしいデザインがスタイリッシュでないのが難。しかし、いくらスタイルが良くたって、自分が納得できる写真が撮れなかったら、意味がないです。もちろん、ポートレイトや風景写真だけならこのカメラじゃなくても綺麗に撮れると思いますが・・・。
P.S.あとは、スタジアムでもとにかく前に行くことです。試合開始前なら空いている席に勝手に座っていればいいんです。通路に立っていると、警備の方に注意され追い返されます。
以前からついでに書こうと思っていたのが、スタジアムでの写真の撮り方です。よくテレビを見ていて、夜の試合で人気選手がコーナーキックを蹴る時にフラッシュが光って、凄いなぁって思うのですが、凄いと思う半分、大きなお世話だけれど、写真は失敗していて、可哀相だなと思う。というのも、フラッシュは被写体が暗いですよという判断で光るのですが、一般的なカメラのフラッシュの光が届くのはよく届いていも4~5メートルです。ということは座席から選手まで4~5メートルなんてほとんどないでしょう。しかもカメラはフラッシュを使うと判断すると、オートだとシャッタースピードが速くなり、さらに暗く写ることになるんです。
あくまでも、専門的な勉強をしたことがない素人なんで、説明が正しくないかもしれませんが、私の勝手な解釈で説明させて頂くと、シャッター・スピードと光の関係。実際の数値は正しくないかもしれませんが、あくまでもこんな感じだと思って欲しいです。基本的に夜の試合はオートで撮らないという条件で、しかもシャッタースピードを自分で決められるというカメラを持っているということが前提です。
例えば、500分の1秒のシャッタースピードで撮るのと250分の1秒で撮る場合、明るさが2倍になると考えれば良いんです。(正確な値じゃないと思うけれど)要はシャッタースピードが遅くなれば、その分、光を取り込める量が多くなるんだと考えて欲しい。だから、被写体が暗い場合(露出アンダー)は、シャッタースピードを遅くしてあげる。じゃあ、どんどん遅くしてあげれば、明るい写真が取れるからいいんじゃないの?って思うかもしれないが、シャッタースピードが遅くなると、手ブレが起きるのです。だから、夜の試合だと三脚を持って来る人もいる。それぐらいの戦いがあるわけです。
さらに、スタジアムだと高倍率のカメラを使用するので、さらにブレやすくなるんです。50メートル先のものを撮るのと5メートル先のものを撮るのでは、ブレ具合が全然違うのです。双眼鏡の時によくわかるかと思いますが、双眼鏡の少しの動きが凄い揺れを感じませんか?酔いそうな感じの。カメラも同じです。高倍率で被写体を捕らえる時に、手持ちだとかなりしっかりとカメラを構えないと写真がブレブレになってしまいます。昼間の試合なら、明るいのでシャッター・スピードを速くすることができるので、ブレを防ぐことができるのですが、先ほど書きましたが、夜の試合だと、光を取り込むためにシャッター・スピードを遅くしなければならないんです。しかも被写体が止まっているのならまだマシなんだけれど、動いてますから、夜の試合はブレとの戦いなんです。
後は、感度ですね。フィルムカメラの場合でも、フィルムなんかに、ISO800とかISO400とかありますが、数値が高くなるほど、感度が高くなる。これまた数値は正しくないと思うけれど、こんな感じだと思ってください。ISO400のフィルムでシャッター・スピードが250分の1秒で撮れるなら、ISO800なら500分の1秒で撮れるって感じです。だったら、数値が高いフィルムを使えばいいんじゃないの?って思うかもしれないけれど、それには欠点が。一般的にISO1600までの感度のフィルムしか売っていない。安物のレンズのカメラなら、夜の試合だと、ギリギリ写せるって感じです。それよりも問題なのが、高感度になるにつれて、粒子が粗くなるので、写真に仕上げると、鮮やかな感じに見えないので、仕上がりが劣ります。
ここまで、書いたのはあくまでも、プロ仕様のレンズやカメラを用いない場合です。スタジアムで見かけるカメラマンのようなバズーカ砲のようなレンズを用いない場合です。あの人たちのような素晴らしい写真は、腕は、もちろんですが、道具も高級品ですから。
私がデジカメで夜の試合を撮る場合は、オートでなくて(オートで撮ると明るさだけで判断して、必ずと言っていいほどいいほどブレます)、まずシャッター・スピード優先の設定にして、感度を上限ギリギリの設定にするんです。デジカメの場合、ピントを合わせる時にどのような明るさで撮れるかわかるので、シャッター・スピードの設定を変えながら、いい感じの明るさで設定する。私のデジカメの場合、ISO400の感度の設定で、高画質モードで設定して、シャッター・スピードは200分の1から125分の1の間で撮るように心掛けます。手持ちの場合、高倍率で撮ると125分の1以下で撮るとほとんどブレます。(手ブレ防止機能が付いていてもギリギリです)
最後にサッカー観戦でお勧めなのが、このパナソニックの『FZ5』というデジカメです。私は『FZ2』という古いタイプのものを使っていますが、サッカー観戦では、女の子でもFZシリーズのこのデジカメを持っている人をよく見かけます。というのも光学12倍ズームという、高倍率に惹かれてだと思う。私が買ったときには、『FZ2』ぐらいしか光学12倍ズーム(デジタルズームを使用しないで)というものはなかった。光学12倍ズームってフィルムカメラの場合、同じ位に撮れるレンズってこんな感じなんですよ。
ただ、一眼レフのカメラのちっちゃい版で、それなのに重たくて、デジカメらしいデザインがスタイリッシュでないのが難。しかし、いくらスタイルが良くたって、自分が納得できる写真が撮れなかったら、意味がないです。もちろん、ポートレイトや風景写真だけならこのカメラじゃなくても綺麗に撮れると思いますが・・・。
P.S.あとは、スタジアムでもとにかく前に行くことです。試合開始前なら空いている席に勝手に座っていればいいんです。通路に立っていると、警備の方に注意され追い返されます。
by tandem-hachi
| 2005-08-13 20:48
| サッカー