2005年 05月 24日
42.『バタフライ・エフェクト』 |
題名の『バタフライ・エフェクト』とは、なんぞや?そのことを冒頭に説明が入る。確か「蝶の羽ばたきが、地球の裏側では嵐にもなる」って感じの理論のことだそうな。実は、この作品、1年ほど前、ポルトガル行きの飛行機の中で既に観た作品でした。しかし、日本語の字幕無し、吹き替え無しという親切な対応のもので、観たというより、眠い中、言葉がわからないので、画面を眺めていただけで、その作品の覚えていたものは、フラッシュバックのシーンだけでした。まぁ、それでも”切ないハッピーエンド”という予告編で、だいたい想像はついてました。(私の老化した頭もまだ想像力はあるみたいです。)
記憶が断片的に途切れることがあった少年は、近所の友人たちと芝居するシーンをお父さんにホームムービーを撮ってもらうが、目が覚めると女の子と裸で立っていた。それから、数年経ち、その友人たちと危険ないたずらをしようとすると気を失い、目が覚めると、友人の1人が喘息で大変なことになっていた。そういうことが続き母親から日記を書くように勧められる。時が経って大学生になった彼は、その日記を見つけ、過去の友人の元へ行くが・・・。
覚えているのは、フラッシュバックのシーンから、なぜか子供のシーンばかりが繰り返されていたようだということでしたので、観終わった後、ほんとは、この作品なかなか面白いじゃないのって嬉しかった。この想像付かなかった『バタフライ・エフェクト』という題名がピッタリではないですか!どうしようもない展開を”切ないハッピーエンド”としたものは、たった数行の言葉なんですからね。その数行の言葉であっけなく未来を変えてくれることが気持ちいいのだ。
昔、ジェット・リーが出ていた作品で、この世には、自分という人間が別の次元で別の人生を歩んでいるというネタのアクション作品があったし、タイムマシンが絡んだ本で、例えば自分が赤信号を渡るのと渡らない場合には、二つの自分がその存在する。それがまた分かれ、無数の自分がその時世に存在するということを読んだことがある。この作品を見て思い出した。彼は、過去の日記から、過去へ戻るのだけれど、別の人生をただ見るということでもないし、そこから、ただ新しい人生を歩んでいくのではなく、こうした場合、こうしなかった場合の別の人生を歩もう一度み直すのだと思いました。(ちょっと意味不明だ。書くと説明しにくいなぁ。)
彼自身の行動、言動で未来が変わる?という展開が最初の記憶障害の場面と何気に繋がっているのがいいし、未来が変わっていくシーンなんて、見事に無駄だだぞと言う具合に48倍速で見せるのもいい。最後に幸せにするために選んだのは、今までと違うやり方で、自分が嫌われることによってだと言うことがなんとも憎い。なんか最初はサスペンスタッチで、しかもSFなの?と思わせて、ラストは、なんか青春もんぽくなってしまっているところもいい。ということで私は、この作品再見して◎です。私が気になる点は、彼の父親のことです。彼と同じ症状で、作品中では結局死んでしまった。彼が救えなかった父親は、どう未来を変えたかったのか知りたいです。
P.S.エンドロールで、プロデューサーもしていた主役のアシュトン・カッチャー。彼は人生が変わった未来では、容姿も見事に変わっていたんだけれど、ある人物に似ているなぁと思うことがあった。本当は全然似ていないのだろうが、シーン毎に似ていました。『10億分の1の男』に出ていたレオナルド・スパグリアがレアル・マドリーのラウールに似ていたが、そのお友達の今はリバプール在籍の、フェルナンド・モリエンテスです。
似て非なるもの(クレームお断り)
記憶が断片的に途切れることがあった少年は、近所の友人たちと芝居するシーンをお父さんにホームムービーを撮ってもらうが、目が覚めると女の子と裸で立っていた。それから、数年経ち、その友人たちと危険ないたずらをしようとすると気を失い、目が覚めると、友人の1人が喘息で大変なことになっていた。そういうことが続き母親から日記を書くように勧められる。時が経って大学生になった彼は、その日記を見つけ、過去の友人の元へ行くが・・・。
覚えているのは、フラッシュバックのシーンから、なぜか子供のシーンばかりが繰り返されていたようだということでしたので、観終わった後、ほんとは、この作品なかなか面白いじゃないのって嬉しかった。この想像付かなかった『バタフライ・エフェクト』という題名がピッタリではないですか!どうしようもない展開を”切ないハッピーエンド”としたものは、たった数行の言葉なんですからね。その数行の言葉であっけなく未来を変えてくれることが気持ちいいのだ。
昔、ジェット・リーが出ていた作品で、この世には、自分という人間が別の次元で別の人生を歩んでいるというネタのアクション作品があったし、タイムマシンが絡んだ本で、例えば自分が赤信号を渡るのと渡らない場合には、二つの自分がその存在する。それがまた分かれ、無数の自分がその時世に存在するということを読んだことがある。この作品を見て思い出した。彼は、過去の日記から、過去へ戻るのだけれど、別の人生をただ見るということでもないし、そこから、ただ新しい人生を歩んでいくのではなく、こうした場合、こうしなかった場合の別の人生を歩もう一度み直すのだと思いました。(ちょっと意味不明だ。書くと説明しにくいなぁ。)
彼自身の行動、言動で未来が変わる?という展開が最初の記憶障害の場面と何気に繋がっているのがいいし、未来が変わっていくシーンなんて、見事に無駄だだぞと言う具合に48倍速で見せるのもいい。最後に幸せにするために選んだのは、今までと違うやり方で、自分が嫌われることによってだと言うことがなんとも憎い。なんか最初はサスペンスタッチで、しかもSFなの?と思わせて、ラストは、なんか青春もんぽくなってしまっているところもいい。ということで私は、この作品再見して◎です。私が気になる点は、彼の父親のことです。彼と同じ症状で、作品中では結局死んでしまった。彼が救えなかった父親は、どう未来を変えたかったのか知りたいです。
P.S.エンドロールで、プロデューサーもしていた主役のアシュトン・カッチャー。彼は人生が変わった未来では、容姿も見事に変わっていたんだけれど、ある人物に似ているなぁと思うことがあった。本当は全然似ていないのだろうが、シーン毎に似ていました。『10億分の1の男』に出ていたレオナルド・スパグリアがレアル・マドリーのラウールに似ていたが、そのお友達の今はリバプール在籍の、フェルナンド・モリエンテスです。
似て非なるもの(クレームお断り)
by tandem-hachi
| 2005-05-24 20:59
| 映画