2004年 08月 25日
ドイツ(D3) vs チェコ(D1) |
23/06/2004(PART 3)
カンポ・グランデ駅に降りると、もう目の前にはジョゼ・アルバラーデ・スタジアムがあります。スポルティング・リスボンのホーム・スタジアムで、外観は、チーム・カラーの黄色と緑色のとてもカラフルなスタジアムです。まず、チケット確認です。ここから、先はチケットを持っていない人は入れません。ユーロ2004のスポンサーのブースがあり、いろんなイベントをやっています。サポが被っているカールスバーグの帽子も、ここのイベントブースのゲームに参加したりするともらえたりします。
ここから、いよいよスタジアム内へ入る自分のチケットに掲載されたゲートに向かいます。ネットで事前に手に入れた情報によると、一眼レフカメラの持込が禁止されているらしい。もちろんビデオカメラも。しかも、係員によってバラつきがあり、チェックの厳しい人は、スタジアムに持ち込みを絶対認めてくれないらしい。私は、昨年のコンフェデで手こずった経験があるので、今回は事前にレンズとカメラ本体を取り外して、リュックの中には、ガイドブック、お菓子なんかを入れて、荷物チェックのお姉さんのところへ突入した。当然ながら、中身を見せなさいとくる。私は、ガイドブックでしょう、お菓子でしょう。タオルでしょう。デジカメでしょう。これは取られるとイヤだったけれど、まだ中身をという感じだったので、仕方なく見せた。これで、やっと納得してくれたみたいで、スタジアム内に入ることができました。なんとかカメラ持込できました。
試合開始が、まだ1時間以上前なんですが、私は、開始前の雰囲気も好きなんです。全体をのんびりしながら見られるし、観客が徐々に入ってきて、盛り上がってくる感じを体感できるのが好きなんです。だいたい試合30分前くらいから、両チームの練習が始まります。それまで、のんびりしてたのですが、隣りに日本人の女の子がやってきた。彼女はイングランド・サポだそうで、今回の試合は、どちらのファンでもないけれど、リスボンでいるのなら、試合を見ようと思ってやってきたそうな。
イギリスに在住しているそうで、協会にも登録していて、イングランド戦のチケットは、協会枠で、ゴール裏で応援しているそうな。なんともツワモノです。やっぱり応援はあそこが一番良い、明日は、あそこなんでワクワクするなんて言ってました。ほんと気合入ってます。私は、スペインを応援するつもりだったんだけれど、負けちゃったら、今回は、どの試合も中立な感じで見ますが、彼女は、ファン・ニステルローイのオランダがトーナメントに進出して欲しいので、チェコが勝って欲しいそうです。まぁ、私もどちらかと言えば、そんな感じですが。
滞在期間も長いので、彼女はスーパー通いもしていて、この試合でも多数のお菓子を持ち込んでいた。それで、私にどんどん勧めてくるんです。キャラメル・コーン風のお菓子をまず勧めてきたり、ポテトチップスやガムなんかも勧めてくる。あっ、これは失敗だな。思ってた味と違うと言いながら、最期に私にあげると言ってくるんです。どれも塩系なんで、そんなに食べられません。とにかくいっぱいあるから、食べてくれって勧めてきます。断りきれません。隣りの現地のオヤジさんとも話しなんかしてるしね。これだな、こんな女の子だと、イングランド・サポの中でも立派にやっていけます。
イングランド・サポの彼女、先日のイングランド戦の話になって、実際応援しにいってたそうですが、「イングランドは好きだけれど、イングランド・サポお行儀が悪いんだよね。試合中はいいんだけれど、せめて国歌斉唱の時は相手の国にブーイングするのはやめて欲しい。あれはダメだよ。」って。彼女ほんとに好きなんですね。そういうことが言えるのは、本当に好きなんだってわかります。
そんな感じで、時間はあっという間に過ぎて、選手の練習も始まり、いよいよキックオフです。試合も盛り上がります。イベントらしいものも行なわれ、いよいよ国歌斉唱が終わり、試合です。スタジアムの雰囲気は、2割程度が赤色のチェコ・サポ、4割程度が白色のドイツ・サポ、残りが中立のサポ?って感じでした。チェコ・サポは、少ないけれど、声がでかくて、よく聞こえるのが、”チェシー”って言葉、チェルシーに似ているんだけれど、チェコのことなのかな?あと、跳ねてなんか言葉はわからないけれど、”なんじゃら、なんじゃら、ゴル、ゴル”(よくわからないって?じゃあ、ビデオ見てください。応援がでかいので、チェコ・サポの方はわかりやすいと思います。)って応援。チェコ・サポのエリアが波打つ姿は凄いの一言でした。
試合ですが、オランダvsラトビアと並行して行なわれるこの試合は、ドイツにとって、とにかく負けないことが、自力でのトーナメント進出が条件です。チェコは、すでに2連勝でトーナメント進出は決まっていて、この試合は消化試合みたいなもの。大敗せずに抜けたいだけでしょう。スタメン発表では、名前が覚えられなかったけれど、背番号みると2桁ばっかりになってました。さすがにDFくらいに1桁の通常のスタメン組がいるような感じです。 ヤン・コラー、ロシツキ、そして、ネドベドがいないのはわかった。いやぁ、やっぱり控え組中心でやってきたなぁ。この相手にドイツがどれだけ攻めれるかでしょう。
先制は、ドイツ、バラックが決めたんで、幸先いいかなと思ったけれど、すぐに追いつかれちゃうんだよね。この時のスタジアムの雰囲気ですが、どうもドイツ・ユニを着た人しかドイツを応援していないんじゃないかと思った。だってチェコが追いついたことで結構歓声がでたもんな。周りは、ポルトガルのマフラーしている人も、イングランド・サポもみんな喜んでいるようだった。やっぱり大戦のこととかあるのかな?だから、ユニはチェコじゃないが、チェコ贔屓で応援している観客が、サポの人数が多いドイツ・サポがスタジアムを支配している感じじゃなかったです。
隣りのイングランド・サポの彼女は、友人がオランダvsラトビア戦を観戦しているので、携帯メールでお互い速報を送りあっていた。だから、前半終了時までに、オランダがファン・ニステルローイによって2得点獲った情報が入っていた。隣りのオヤジも、携帯から情報得たらしく、オランダが勝ってるらしいよと情報を教えてくれるし、前の野郎どももオランダが勝っているみたいだとか話をしている。五輪とかワールドカップ最終予選とかで、こんな感じのことって日本代表もあったけれど、家で観戦しているとネットやテレビで伝えてくれるんだけれど、スタジアムではこんな感じで伝わっていくんですね。
ドイツは、こうなると本気で攻めなければならない。勝ちに行くでしょう。決定的なシーンも何度かあったんだけれど、相手キーパーうまく止められて、潰されてしまった。そういう状況があると、相手に点を取られるんですよね。これで万事休すかな。なんかこれから2得点獲るって感じじゃなかったもんな。そのまま終了のホイッスル。ドイツが敗退、そしてオランダのトーナメント進出が決まった。
23/06/2004(PART 4)へ続く
カンポ・グランデ駅に降りると、もう目の前にはジョゼ・アルバラーデ・スタジアムがあります。スポルティング・リスボンのホーム・スタジアムで、外観は、チーム・カラーの黄色と緑色のとてもカラフルなスタジアムです。まず、チケット確認です。ここから、先はチケットを持っていない人は入れません。ユーロ2004のスポンサーのブースがあり、いろんなイベントをやっています。サポが被っているカールスバーグの帽子も、ここのイベントブースのゲームに参加したりするともらえたりします。
ここから、いよいよスタジアム内へ入る自分のチケットに掲載されたゲートに向かいます。ネットで事前に手に入れた情報によると、一眼レフカメラの持込が禁止されているらしい。もちろんビデオカメラも。しかも、係員によってバラつきがあり、チェックの厳しい人は、スタジアムに持ち込みを絶対認めてくれないらしい。私は、昨年のコンフェデで手こずった経験があるので、今回は事前にレンズとカメラ本体を取り外して、リュックの中には、ガイドブック、お菓子なんかを入れて、荷物チェックのお姉さんのところへ突入した。当然ながら、中身を見せなさいとくる。私は、ガイドブックでしょう、お菓子でしょう。タオルでしょう。デジカメでしょう。これは取られるとイヤだったけれど、まだ中身をという感じだったので、仕方なく見せた。これで、やっと納得してくれたみたいで、スタジアム内に入ることができました。なんとかカメラ持込できました。
試合開始が、まだ1時間以上前なんですが、私は、開始前の雰囲気も好きなんです。全体をのんびりしながら見られるし、観客が徐々に入ってきて、盛り上がってくる感じを体感できるのが好きなんです。だいたい試合30分前くらいから、両チームの練習が始まります。それまで、のんびりしてたのですが、隣りに日本人の女の子がやってきた。彼女はイングランド・サポだそうで、今回の試合は、どちらのファンでもないけれど、リスボンでいるのなら、試合を見ようと思ってやってきたそうな。
イギリスに在住しているそうで、協会にも登録していて、イングランド戦のチケットは、協会枠で、ゴール裏で応援しているそうな。なんともツワモノです。やっぱり応援はあそこが一番良い、明日は、あそこなんでワクワクするなんて言ってました。ほんと気合入ってます。私は、スペインを応援するつもりだったんだけれど、負けちゃったら、今回は、どの試合も中立な感じで見ますが、彼女は、ファン・ニステルローイのオランダがトーナメントに進出して欲しいので、チェコが勝って欲しいそうです。まぁ、私もどちらかと言えば、そんな感じですが。
滞在期間も長いので、彼女はスーパー通いもしていて、この試合でも多数のお菓子を持ち込んでいた。それで、私にどんどん勧めてくるんです。キャラメル・コーン風のお菓子をまず勧めてきたり、ポテトチップスやガムなんかも勧めてくる。あっ、これは失敗だな。思ってた味と違うと言いながら、最期に私にあげると言ってくるんです。どれも塩系なんで、そんなに食べられません。とにかくいっぱいあるから、食べてくれって勧めてきます。断りきれません。隣りの現地のオヤジさんとも話しなんかしてるしね。これだな、こんな女の子だと、イングランド・サポの中でも立派にやっていけます。
イングランド・サポの彼女、先日のイングランド戦の話になって、実際応援しにいってたそうですが、「イングランドは好きだけれど、イングランド・サポお行儀が悪いんだよね。試合中はいいんだけれど、せめて国歌斉唱の時は相手の国にブーイングするのはやめて欲しい。あれはダメだよ。」って。彼女ほんとに好きなんですね。そういうことが言えるのは、本当に好きなんだってわかります。
そんな感じで、時間はあっという間に過ぎて、選手の練習も始まり、いよいよキックオフです。試合も盛り上がります。イベントらしいものも行なわれ、いよいよ国歌斉唱が終わり、試合です。スタジアムの雰囲気は、2割程度が赤色のチェコ・サポ、4割程度が白色のドイツ・サポ、残りが中立のサポ?って感じでした。チェコ・サポは、少ないけれど、声がでかくて、よく聞こえるのが、”チェシー”って言葉、チェルシーに似ているんだけれど、チェコのことなのかな?あと、跳ねてなんか言葉はわからないけれど、”なんじゃら、なんじゃら、ゴル、ゴル”(よくわからないって?じゃあ、ビデオ見てください。応援がでかいので、チェコ・サポの方はわかりやすいと思います。)って応援。チェコ・サポのエリアが波打つ姿は凄いの一言でした。
試合ですが、オランダvsラトビアと並行して行なわれるこの試合は、ドイツにとって、とにかく負けないことが、自力でのトーナメント進出が条件です。チェコは、すでに2連勝でトーナメント進出は決まっていて、この試合は消化試合みたいなもの。大敗せずに抜けたいだけでしょう。スタメン発表では、名前が覚えられなかったけれど、背番号みると2桁ばっかりになってました。さすがにDFくらいに1桁の通常のスタメン組がいるような感じです。 ヤン・コラー、ロシツキ、そして、ネドベドがいないのはわかった。いやぁ、やっぱり控え組中心でやってきたなぁ。この相手にドイツがどれだけ攻めれるかでしょう。
先制は、ドイツ、バラックが決めたんで、幸先いいかなと思ったけれど、すぐに追いつかれちゃうんだよね。この時のスタジアムの雰囲気ですが、どうもドイツ・ユニを着た人しかドイツを応援していないんじゃないかと思った。だってチェコが追いついたことで結構歓声がでたもんな。周りは、ポルトガルのマフラーしている人も、イングランド・サポもみんな喜んでいるようだった。やっぱり大戦のこととかあるのかな?だから、ユニはチェコじゃないが、チェコ贔屓で応援している観客が、サポの人数が多いドイツ・サポがスタジアムを支配している感じじゃなかったです。
隣りのイングランド・サポの彼女は、友人がオランダvsラトビア戦を観戦しているので、携帯メールでお互い速報を送りあっていた。だから、前半終了時までに、オランダがファン・ニステルローイによって2得点獲った情報が入っていた。隣りのオヤジも、携帯から情報得たらしく、オランダが勝ってるらしいよと情報を教えてくれるし、前の野郎どももオランダが勝っているみたいだとか話をしている。五輪とかワールドカップ最終予選とかで、こんな感じのことって日本代表もあったけれど、家で観戦しているとネットやテレビで伝えてくれるんだけれど、スタジアムではこんな感じで伝わっていくんですね。
ドイツは、こうなると本気で攻めなければならない。勝ちに行くでしょう。決定的なシーンも何度かあったんだけれど、相手キーパーうまく止められて、潰されてしまった。そういう状況があると、相手に点を取られるんですよね。これで万事休すかな。なんかこれから2得点獲るって感じじゃなかったもんな。そのまま終了のホイッスル。ドイツが敗退、そしてオランダのトーナメント進出が決まった。
23/06/2004(PART 4)へ続く
by tandem-hachi
| 2004-08-25 22:30
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