2007年 05月 28日
”奈良を歩こう” その3 |
東大寺の大仏も見ない。二月堂、三月堂も見ない。だって、こっちを見ちゃうと、今日は東大寺で終わってしまうから。一応薬師寺が最終目的地なんで、戒壇院だけは、比較的行きやすいだろうと判断し、行くことに。
東大寺の戒壇院は、大仏殿の西側にあります。二月堂とか若草山と反対側なんで、ほとんど観光客なんていません。なぜなら大仏を見るコースとは逆になってしまうからでしょう。だから、東大寺でありながら、独占状態となります。戒壇院の戒壇堂には、有名な四天王像が思っていたより近くで見ることができます。手を伸ばしたら、触れそうな距離なんですが、防犯センサーがあるので、ここから先に手を出さないようにと注意されます。どれも奈良時代のものでありながらほとんど完全な状態であって、素晴らしいのですが、特に四天王像の広目天像の睨みの凄さに圧倒されます。
2時過ぎに近鉄奈良駅に着いて、薬師寺ある西の京駅(土・日の昼間は、急行も停まってくれるので便利です。)へ。早速、薬師寺へ向かいます。まず三重塔がある白鳳伽藍の方を見に行きました。一見六重の塔に見えますが、小さな層は違うみたいで、三重塔なんです。三重塔は、東塔と西塔があるのですが、色鮮やかな西塔は、昭和に再建されたものだそうです。
白鳳伽藍も、思ったよりも時間が掛かったのですが、薬師寺の拝観は、玄奘三蔵院伽藍という伽藍もあり、そちらも拝観しにいきます。(だって拝観料込みなんですから。)玄奘三蔵でピンときた人もいますが、あの『西遊記』の三蔵法師のことです。ここも再建されたものなので、鮮やかな建物なんですが、玄奘塔北側にある大唐西域壁画殿の平山郁夫画伯の大唐西域壁画が見所です。思っていたよりも迫力のある作品です。中にいる僧侶?係りの人が、見ているとここがポイントという感じで話をしてくれてました。
次は、唐招提寺へ向かいますが、正直時間が厳しいです。16時までに着くか微妙でした。だいたい16時半ぐらいが拝観受付が終わるところが多いですから。それに思っていたよりも歩かないとダメだったのが誤算でした。唐招提寺は、鑑真が開いたお寺です。金堂が有名なんですが、修復中でした。2001年からやっているということなんで、そんなことも知らないでやってきた私の勉強不足です。御影堂にある鑑真和上坐像も受付終了なのか、拝観期間じゃないのか見ることができなかったので、ほとんど、建物の外観だけ見るだけのような感じで、まったく唐招提寺に来たなんて記憶が残っていません。
前回、 恩田陸さんの『まひるの月を追いかけて』のことを少し書きましたが、この本で主人公の女性が興福寺の建物、仏像を見ないで、歩いて通り過ぎてしまうのですが、彼女は、このような道を歩くのがいいって感じのことを言っていたのですが、そうなんですよね。ただどうしても来たからには、いろんな物を見ないと損だと思う小心者の私なんで、なかなかのんびり歩くだけで済まさない。あれもこれも(今回がいい例です)と詰め込んでしまう。次回は、のんびり歩くというルートで回ってみようかと思っています。
”奈良を歩こう” その1
”奈良を歩こう” その2
東大寺の戒壇院は、大仏殿の西側にあります。二月堂とか若草山と反対側なんで、ほとんど観光客なんていません。なぜなら大仏を見るコースとは逆になってしまうからでしょう。だから、東大寺でありながら、独占状態となります。戒壇院の戒壇堂には、有名な四天王像が思っていたより近くで見ることができます。手を伸ばしたら、触れそうな距離なんですが、防犯センサーがあるので、ここから先に手を出さないようにと注意されます。どれも奈良時代のものでありながらほとんど完全な状態であって、素晴らしいのですが、特に四天王像の広目天像の睨みの凄さに圧倒されます。
2時過ぎに近鉄奈良駅に着いて、薬師寺ある西の京駅(土・日の昼間は、急行も停まってくれるので便利です。)へ。早速、薬師寺へ向かいます。まず三重塔がある白鳳伽藍の方を見に行きました。一見六重の塔に見えますが、小さな層は違うみたいで、三重塔なんです。三重塔は、東塔と西塔があるのですが、色鮮やかな西塔は、昭和に再建されたものだそうです。
白鳳伽藍も、思ったよりも時間が掛かったのですが、薬師寺の拝観は、玄奘三蔵院伽藍という伽藍もあり、そちらも拝観しにいきます。(だって拝観料込みなんですから。)玄奘三蔵でピンときた人もいますが、あの『西遊記』の三蔵法師のことです。ここも再建されたものなので、鮮やかな建物なんですが、玄奘塔北側にある大唐西域壁画殿の平山郁夫画伯の大唐西域壁画が見所です。思っていたよりも迫力のある作品です。中にいる僧侶?係りの人が、見ているとここがポイントという感じで話をしてくれてました。
次は、唐招提寺へ向かいますが、正直時間が厳しいです。16時までに着くか微妙でした。だいたい16時半ぐらいが拝観受付が終わるところが多いですから。それに思っていたよりも歩かないとダメだったのが誤算でした。唐招提寺は、鑑真が開いたお寺です。金堂が有名なんですが、修復中でした。2001年からやっているということなんで、そんなことも知らないでやってきた私の勉強不足です。御影堂にある鑑真和上坐像も受付終了なのか、拝観期間じゃないのか見ることができなかったので、ほとんど、建物の外観だけ見るだけのような感じで、まったく唐招提寺に来たなんて記憶が残っていません。
前回、 恩田陸さんの『まひるの月を追いかけて』のことを少し書きましたが、この本で主人公の女性が興福寺の建物、仏像を見ないで、歩いて通り過ぎてしまうのですが、彼女は、このような道を歩くのがいいって感じのことを言っていたのですが、そうなんですよね。ただどうしても来たからには、いろんな物を見ないと損だと思う小心者の私なんで、なかなかのんびり歩くだけで済まさない。あれもこれも(今回がいい例です)と詰め込んでしまう。次回は、のんびり歩くというルートで回ってみようかと思っています。
”奈良を歩こう” その1
”奈良を歩こう” その2
by tandem-hachi
| 2007-05-28 18:49
| 旅行