2004年 05月 24日
『みなさん、さようなら』 |
今年のアカデミー賞の外国語映画賞に輝いた作品。家族や友人たちに見守られながら死が迫る父と息子との和解を描いた作品でした。難病ものとかの作品では、終始暗い展開になりがちなんだけれど、この作品は、そんなことはない。元愛人を連れてきて、会話がはずんてしまうのである。最初は、嫌いだけれど、自分の”父”だからというだけで、病院の世話をしていた息子だが、彼らと過ごしていくうちに、”父”の生き方を許していくというか認めてしまう。そして”父”の死に方も。ほんと、最期の日を楽しむなんて、現実的には難しいかもしれないが、この映画では、その素晴らしさを描いてくれました。悲しい題材なのに、面白い映画でした。
by tandem-hachi
| 2004-05-24 20:31
| 映画